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上機嫌でいこう。

本とか、音楽とか。本は新書を読むことが多く、音楽はクラシックやサウンドトラックを中心に。映画やDVDも好きで見ています。

第138回読書会:『貧乏物語』(河上肇著・佐藤優訳)

こんばんは。

今日10/29、14時から大学の先輩が主宰している読書会(桂冠塾、第138回)に参加してきました。今回のテキストは、佐藤優さんが現代語訳した『貧乏物語』(河上肇著、講談社現代新書)でした。これについては以前、下のエントリーで書いたとおりです。

 

yuushuu.hatenablog.jp

 

読書会では、おおよその内容をフォローした後で、貧困を要因として社会が分断され、亀裂が入ることの問題点と、それに対する社会的包摂の重要性ということに話が及びました。彼我を異なるものとして互いに排斥しあうのではなく、多様性の確保のためにも、そこに協同できる要素を見出していくこと。「われ・われ」の可能性を深め、ひらいていくことが大切なのだろうと考えています。

また、100年前に河上が指摘した「格差」の問題は伏流として流れ続け、今日においてもなお、未解決の問題としてあり続けていることもあげておくべきでしょう。ただしそれは、歴史的に「遍在」している貧困の問題とは異なった表れ方もしていると思っています。私は、これらを同一のものとしてではなく、腑分けして考えるのも必要だろうと思っています。それらについては、また日を改めて考えてみたいと思います。

 

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