上機嫌でいこう。

本とか、音楽とか。本は新書を読むことが多く、音楽はクラシックやサウンドトラックを中心に。映画やDVDも好きで見ています。

羽海野チカ作『3月のライオン』を10巻まで読んで

こんばんは。

ツタヤディスカスさんから第2~10巻をまとめてレンタルしていた『3月のライオン』を読み終えました。続刊の第11・12巻は、買ってでも読みたいと思っています。というか、第1巻から買って読み返すしかないと考えていますw 

3月のライオン 10 (ジェッツコミックス)

3月のライオン 10 (ジェッツコミックス)

 

 

この物語は、中学生でプロ棋士となった少年・桐山零の「成長譚」です。と書いてすぐに、零を中心とした「人々の」と言い直したくなりました。

主人公の零は家族を亡くして、父の知り合いだった棋士に家族として迎えられます。棋士としての資質を義父からすぐに認められるのですが、そのことで義姉・義弟との関係がまずくなり、「居場所」を見出せなくなっていました。

そこで零は、中学卒業と同時に独り暮らしを始めました。ほどなく零は、同僚?に連れられた銀座で、ホステスのバイトをしていた川本あかりと出会います。この出会いが、零の生活を変えるようになりました。川本家に連れられ、三姉妹(あかり・ひなた・もも)や祖父との交流を通じる中で、零はそこに確かな「居場所」を見つけるようになります。

川本家の人々だけではありませんでした。通い始めた高校での林田や理科部の人々、同僚であり、ライバルともなる二階堂や島田たち。こうした人々との邂逅のうちに、零は「体温」を徐々に取り戻していきます。と書いてみて、もしかするとそれは逆で、零が人間性を取り戻していくからこそ、そのうちに人々が周りに集まってきたのかもしれません。

この物語は、登場人物が皆、少しずつ上を向き前に進んで「幸福」になっていく、稀有の物語だと感じています。実のところ、この「幸福」感が失われることがあるのではとの猜疑心を捨てきれはしていないのですが、第10巻まで読んでみて、その「心配」は無用だったのだろうと胸をなでおろしています。

雑誌『ダ・ヴィンチ』11月号で特集が組まれているようなので、それも入手しておきたいと思っていましたが、店頭はもちろんAmazonにもありませんでした。kindleで入手ですねw 

ダ・ヴィンチ 2016年11月号

ダ・ヴィンチ 2016年11月号

 

 

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