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上機嫌でいこう。

本とか、音楽とか。本は新書を読むことが多く、音楽はクラシックやサウンドトラックを中心に。映画やDVDも好きで見ています。

『古市くん、社会学を学び直しなさい!!』(光文社新書、2016年刊)を読みながら・1

 おはようございます。

「話題の炎上コメンテーター」古市憲寿さんの新著『古市くん、社会学を学び直しなさい!!』(光文社新書)を読み進めています。以下、メモ的に内容をまとめたいと思います。 なお、本稿では取り上げられていた12人のうちの最初の3人を扱います。

古市くん、社会学を学び直しなさい!! (光文社新書)

古市くん、社会学を学び直しなさい!! (光文社新書)

 

 

I 小熊英二先生に「日本の社会学」を聞く!

現在の日本において、「社会学者」は「評論家」の代替として用いられている。経済(学)や政治(学)、法律(学)に回収しきれない、「社会的現象」とでもいうべきものがある。それはかつては「文芸評論家」が語っていたことであるが、今日では「社会学者」によって語られている。

II 佐藤俊樹先生に「社会学の考え方」を聞く!

社会学者に求められる「資質」について。対象の外部に立たないこと。対象とそれ以外との関係に注目すること。自分の寄って立つ前提に対するオルタナティブを持つこと。社会学者は「自らの首を締めている人に、『首を締める必要はない』」と言える。別の視点を提供したり、より明確な言葉で言い表したりすることができる。また、社会学は「対話」的精神で学ぶもの。

III 上野千鶴子先生に「社会学の使い方」を聞く!

社会学界の中島みゆき」(古市)。キャリアが長く、コンスタントにヒットも飛ばしているという意味だろう。「ローカルな問いにローカルな答えを出す」「社会学者はシャーマン(わけのわからない現実に説明を与える人)である」「『正しいシャーマン』なんていない、『うまいシャーマン』と『へたなシャーマン』がいるだけ」「私はアカデミック・ランゲージと一般読者向けの日本語とのバイリンガル」「問いに公平も中立もありません」「想像力より現実のほうが豊かだと思えること。これはすごく大事」「研究というのはね、アーティストの仕事じゃなくて、アルティザン、職人の仕事なんですよ」「社会科学は経験科学だから、答えの出ない問いは立てないということです。人はなぜ生きるか、人生に意味はあるか、とかね」「手に負えない問いは立てない」「風呂敷を畳め」。

(以下、別稿に続く)