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上機嫌でいこう。

本とか、音楽とか。本は新書を読むことが多く、音楽はクラシックやサウンドトラックを中心に。映画やDVDも好きで見ています。

『古市くん、社会学を学び直しなさい!!』(光文社新書、2016年刊)を読みながら・2

こんにちは。

光文社新書の『古市くん、社会学を学び直しなさい!!』についてのメモの2回目です。ここでは、以下から太文字にしているお二方を取り上げます。

I 小熊英二先生(1962年~)に「日本の社会学」を聞く!

II 佐藤俊樹先生(1963年~)に「社会学の考え方」を聞く!

III 上野千鶴子先生(1948年~)に「社会学の使い方」を聞く!

IV 仁平典宏先生(1975年~)に「社会学の規範」を聞く!

V 宮台真司先生(1959年~)に「社会学の衰退」を聞く!

VI 大澤真幸先生(1958年~)に「社会学のチャレンジ」を聞く!

VII 山田昌弘(1957年~)先生に「家族社会学から見た日本」を聞く!

VIII 鈴木謙介先生(1976年~)に「パブリック社会学の役割」を聞く!

IX 橋爪大三郎(1948年~)先生(に「社会とは何か」を聞く!

X 吉川徹(1966年~)先生に「計量社会学とは何か」を聞く!

XI 本田由紀先生(1964年~)に「教育社会学とは何か」を聞く!

XII 開沼博先生(1984年~)に「社会学の将来」を聞く!

古市憲寿氏は1985年生。

 

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IV 仁平典宏先生に「社会学の規範」を聞く!

◆いい研究と言われるものは、その部分(=社会とは何か、どう捉えるべきかについての前提。引用者による)への自覚や理解が深い◆それ(=トレーニングによって習得される社会学の財産。引用者による)がどこまで身体化されているかは別問題◆ある意味では、評論家から一番遠く離れざるを得ない◆自らが依拠する血の水準に自覚的な必要がある◆社会的な活動には、学問的知見が使える部分と使えない部分がある◆古市さんがこれまで斬ってきたものの多くは、斬らなくてもよかったのかもしれない◆複数の合理性をそのまま記述する◆社会を変えたいという欲望より、自分のモヤモヤを通して社会を記述したい◆一方で、これだけの時局に、研究者向けの論文や本だけ書いていていいのか、という思いもあります。

V 宮台真司先生に「社会学の衰退」を聞く!

◆日本だけじゃありません。アングロサクソンだって、社会学の信頼はとうに落ちている状態で、社会学者は単なるマーケット・リサーチャーと変わらなくなっていました◆「哲学や社会学を語れたって、何も社会のことを知らねえじゃん」ってね◆考えるべき課題の優先順位に対して、日本の社会学は明らかに鈍感です◆「社会学」という看板にこだわるのであれば、「全体性」を見ないといけません◆社会学ほど、僕たちに知恵を与えてくれないものはない◆社会学から出てくる知恵のほとんどは、敏感な人間ならとうに知っていることばかり◆みんなが知っていることを主張して「エビデンスがあった」と言うだけ◆社会科学の古典を読むことは、昔よりも大事になってきています。劣化する以前の学問の姿を知るということだから◆社会学って、前提をさかのぼる学問、自明性を疑う学問◆知識以上に、学び方を伝えることに僕たちは失敗してきてしまった◆反発を引き出せば、そこから自分の意見を展開できる◆真剣にハッタリを続けていけば、そのうちハッタリじゃなくなってきますから。

 

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